DEEP SPACE
April 30, 2009 11:57 pmmicro cosmosでのFrancoisのDJは、Good Vibes漂う空間を演出してくれた。
カフェスタイルと言えど、終始僕らの体を動かしてくれてた。
近年、細分化する意味を生さない“ジャンル縛り”によって、
表面的にでも分かりやすいネーミングを付け
端的に内容を理解したつもりになって「コレはアレだ、コレだ」なんて言っている現状。
HOUSE、TECHNO、HIP-HOP、DUB STEP、Drum&Bass…を
縦横無尽にMixしてゆくFrancois見て、そんな現状を肩透かしするように感じた。
「もっと、シンプルでいいんだよ」 …なんて顔して。
久しく顔を合わせていなかった“夜の顔見知り”も多く集い、お酒のすすみも自然に多くなった。
人々のパワーが蠢く雰囲気は、かつてのYellowを髣髴とさせる居心地良かった思い出と重なった。
自身、Francois Kevorkianには2001年(確か)@YELLOWで頭の先から
音を浴びるような衝撃を受けた。
作年の閉店のLaurent Garnier達とのプレイで脳裏に薄れつつあった“あの衝撃”を
皮膚に呼び起こしてくれた。
最後のあの2日間、地下に居続けて起きた出来事が未だに忘れられない。
地下深部に潜り、幾数もの人の群れを掻き分け、対岸の見えない向こうから無数に来る
音の波を泳いでるようだった。
ちょっと大袈裟かもしれないけど、形容するならそんな感じだったのだ。
プレイスタイルは違えども、色々思い出すことが出来たノスタルジックな一夜を
Francoisはプレゼントしてくれたのだ。
このお爺ちゃん、やっぱり凄いな~