MAN ON WIRE
July 30, 2009 2:21 pm☆☆☆☆★
「MAN ON WIRE」を観てきました。
-1974年8月7日。
フランス大道芸人フィリップ・プティが、当時出来たばかりのNYの
ワールド・トレード・センターのツインタワー間を綱渡りで歩いたドキュメンタリー。
フィリップと同じ目標に向かって助け合った仲間達が、当時の心境をインタビューと
回想と共に振り返る。
親友ジャンの一言「犯罪かもしれないけど、卑劣じゃないし、むしろ夢を与えてくれる」。
人やモノを傷つけず、むしろ見た人に希望や勇気を与える…
確かに“美しい犯罪芸術の世界”というフレーズが相応しいのではないだろうか。
スクリーンにぼんやり映し出されたツインタワーの間を綱渡りするシーンと、バックで流れる
エリック・サティ/ジムノペディの絡み合いは、洗練されたアートそのもの。
フィリップのユニークなキャラクターと「Once in a Lifetime」の一言が印象的でした。