SEIJI FUJISHIRO
May 10, 2011 11:58 pm影絵作家 藤城清治さんの「自宅スタジオ展」を観に行ってきました。
小さな頃にNHKの昔話や絵本を通じて、藤城さんの影絵作品を知ったと思います。
特に、個性的な小人や妖精のキャラクターが影絵で動く様子は
まるで違う世界の断片を覗いているようでワクワクしたのを覚えてます。
この「自宅スタジオ展」は、普段実際に作業している場所という事もあって
作品の他にも本人の作業デスクから飼っているペットまで観れるという、
より藤城さんWorkを近く触れる事の出来る面白い内容でした。
影絵作品も初期モノクロ時代のものから最近のものまで数多く展示してあって
どれも優美で緻密、且つ、素晴らしい色彩、そして何かのストーリーのワンシーンのような
とてもユーモア溢れるものばかりでした。
背面から透過している柔らかい光が影絵作品に命を吹き込んでるようにも見えました。
展示方法もそれぞれ凝った演出をしていたのも印象的で藤城さんの人柄を感じました。
見飽きる事無く一日中館内をグルグル廻っては、一人でニヤニヤしてしまいました。
ご本人とも少しお話し出来て、興味深い一言が心に「ズシン」ときました。
87歳にしてバイタリティ溢れる素晴らしい方。
住宅街の中にある藤城清治さんの「自宅スタジオ展」オススメです。
Thanx, Kojiro-kun !!